Q.1 咬み合わせが悪い
A.セット後右が低いといったら、左の歯を削られた、右を高くすべきではないのか?
咬み合わせで金属が高いのか低いのかを患者さんが訴える症状だけで調整するのは危険なこともあります。きちんと治療するには、いろいろな角度から咬み合わせの状態を調べながら調整が必要だと考えます。
Q.2 ぐっと咬むと痛い(しみる歯がある)
A. 咬み合わせのバランスが悪いのかもしれません。咬み合わせの状態を調べた方が良いです。
Q.3 金属を入れた歯が痛い
A.金属をセットした後、しばらくしみたり痛いことはあります。痛みがずっと続くようであれば神経をとる処置が必要になこともありますが、咬み合わせのバランスが悪いことが原因のこともあります。
Q.4 あごが痛い
Q.5 口をあけると音がする
A.顎関節症の可能性があります。咬み合わせの状態を調べた方が良いです。
Q.6 口内炎がよくできる
A.口内炎の原因はいろいろありますが、お口の状態と関係するのは、詰め物がとれたままになっていたり、むし歯があったりして歯が鋭利になっていて、すれてできることがあります。また、合わない入れ歯や咬み合わせが悪いために唇を噛むことから口内炎になることもあります。お口の状態と関係あるかどうか、調べてもらってください。
Q.7 矯正はいつからはじめられるのか
A.「おかしい」と思った時が治療開始のタイミングです。4歳以上であれば治療は可能です。初期に治療すれば費用も時間も短くてすみます。成人の場合においては年齢制限はありませんが、歯周病になっている方はすぐにの治療開始がむずかしいことがあります。
Q.8 歯が体に与える影響
A.歯を失ってもきちんと治療(義歯、かぶせもの等)すれば大丈夫です。歯を失う、つまり噛めなくなるという事が身体にどんな影響があるか、ということになります。噛むことの効果として
1.消化吸収を助ける生理的役割
2.ストレスを緩和させる精神的役割
3.脳内の血液量の増加
4.唾液が出る
があります。したがって歯を失うことにより
1.胃に負担がかかる
2.アルツハイマー病の危険因子となる
3.唾液には発癌物質を抑える酵素や、食物を分解する酵素、細菌を溶かす酵素などが含まれており、それらの機能低下により、身体にとってはマイナスとなります。
Q.9 乳歯の虫歯について
A.乳歯の下にはもう永久歯があります。乳歯列期の良い状態が永久歯につながります。むし歯は初期の段階では治療しないでも治ることがありますが、定期定期に歯医者へ行って治療した方がいいのかどうか、みてもらってください。
Q.10 乳歯の歯並びについて
A.乳歯の前歯が生えそろうまで、すぐに治療することはありませんが悪臭癖、又おしゃぶりの影響もあることがあります。乳歯から永久歯に生えかわる時期に適切な処置をすることが大切です。
Q.11 親知らずは抜いたほうが良い?
A.親知らずとは、最後に生えてくる8番目の歯をいいます。きちんと生えて、咬み合わせも良い状態であれば抜かなくてもよいこともありますが、現代はあごが小さい方も多く、良い状態で生えていないことが多いです。親知らずが生えることにより、咬み合わせをずらすことになったり、歯ブラシがしにくいため口腔内の状態が低下し、むし歯になりやすくなることもあります。抜いたほうがよいかどうかは歯科医院でご相談ください。